
毎年、新しい手帳を買うときはワクワクするのに、気づけば1か月もたたないうちにページが真っ白…。そんな経験はありませんか?
実は、手帳が続かないのは、あなたの意志が弱いからではありません。多くの場合は、手帳との相性や、使い方が重くなっていることが原因です。
この記事では、手帳が続かない理由から、続けるコツ、続かない人に合った選び方、白紙になってしまったときの再スタート方法まで、やさしくご紹介します。
手帳が続かない理由は?よくある5つのパターン
2022年に行われた高橋書店の調査(手帳白書2023)で、手帳を使うのをやめてしまった理由を聞いたところ、「ほかのツールで事足りてしまった」が67.6%、「空欄が目立つ状態が続いてしまった」が52.2%でした。続かないのは、決して珍しいことではないようです。よくある理由を5つに分けて見てみましょう。
- きれいに書こうとして、重くなる
色ペンを使い、字もていねいに…と張り切るほど、忙しい日に開くのが面倒になります。 - 手帳が生活に合っていない
予定が多いのに書く欄が少ない、持ち歩くには大きすぎるなど、使いにくさがじわじわ効いてきます。 - いつ書くかが決まっていない
タイミングがあいまいだと、つい後回しになり、そのまま忘れてしまいます。 - そもそも書くことがない
予定が少ないと、空欄ばかりが目立ちます。白いページが増えるほど、開くのも気が重くなります。 - 何に使うか決めないまま買ってしまう
「なんとなく良さそう」で選ぶと使い道が見つからず、買っただけで満足してしまいがちです。
三日坊主を防ぐ!手帳を続ける5つのコツ
続けるコツは、がんばることではなく、手帳を書く手間をできるだけ減らすことです。今日から試せる5つをご紹介します。
- 最初は1日1行だけにする
予定でもひとことでも構いません。1行なら、疲れた日でも書けます。慣れてきたら、少しずつ増やせば十分です。 - 開く時間を決める
「朝のコーヒーのとき」「寝る前の歯みがきのあと」など、毎日必ずする行動とセットにすると、思い出す手間がなくなります。 - きれいに書かなくていい
手帳白書2023では、手帳を使い続けている人のコツとして、「書き損じがあっても気にしない」が35.0%でした。間違えたら二重線で消すだけにして、見た目は気にしないことです。 - 持ち歩く、または目につく場所に置く
先ほどの調査では、「いつでも書き込めるように持ち歩く」と答えた人が57.4%にのぼりました。カバンに入れっぱなしにするか、家では机の上に出しておきましょう。 - まず3か月だけ試す
「1年続けよう」と思うと、気持ちが重くなります。3か月で区切って、終わったら続けるかどうかを決める方が気楽です。
続かない人のための手帳の選び方【悩み別】
手帳選びで迷ったら、デザインや人気よりも、自分の悩みから逆算して選ぶのが近道です。タイプは大きく分けると、次のとおりです。
| こんな人 | 合いやすいタイプ | ポイント |
|---|---|---|
| 予定は少なめだが、忘れたくない | マンスリー(月間)中心 | 1か月を見渡せて、書く量も少なくてすむ |
| 仕事や用事が多い | ウィークリー(週間)がしっかりあるもの | 1日分を書くスペースが足りる |
| 時間の使い方を見える化したい | バーチカル(時間軸入りの週間) | 1日の流れがひと目で分かる |
| 毎日ひとこと残したい | 1日1ページ型 | 毎日書く前提なので、書く習慣がない人や予定が少ない人には重くなりやすい |
| 目標や夢を書きたい | コンセプト手帳 | 書く手間がかかりすぎないか、買う前に確認 |
特に気をつけたいのが、「1日1ページ型」と「コンセプト手帳」です。どちらも魅力的ですが、書く量が多くなりやすいため、続かなかった経験がある人は、まずマンスリーと週間の手帳から試すと安心です。
買う前に、お店で実際にペンで書いてみるのもおすすめです。書く欄の大きさや開いたときの見やすさは、使ってみないと分かりません。
白紙のページができても大丈夫!再スタート方法

数日書けなくて白紙のページができると、「もうダメかも」と感じてしまいますよね。でも、再開するのに特別な準備はいりません。やることは、次の3つだけです。
- 空白は埋めずに、そのままにする
抜けた日を思い出して書き足そうとすると、それだけで気が重くなります。白いページは「お休みした日」として、そっとしておきましょう。 - 今日の日付から、予定を1つだけ書く
月初や週明けを待たなくて大丈夫です。思い立った今日が再スタートの日です。 - 続かなかった原因を1つだけ見直す
「書く時間が決まっていなかった」「手帳が大きすぎた」など、思い当たるものを1つ選んで、そこだけ変えます。全部を直そうとしなくて構いません。
それでもしっくりこないときは、手帳そのものを替える手もあります。年の途中でも、薄い手帳やマンスリーだけの手帳に切り替えて問題ありません。手帳は、使いやすい形に変えていいものです。
書くことがない人のための手帳のネタ10選

予定が少ない人は、手帳を「予定を書く道具」ではなく「その日の記録帳」として使うと、空欄が減ります。書くことが思いつかない日は、次の中から1つだけ選んでみてください。
- 今日の天気
- 食べたもの(ひとことだけでOK)
- 使ったお金
- 今日の一言(うれしかったこと、ちょっと困ったこと)
- 見たもの・読んだもの(本、動画、ドラマなど)
- 寝た時間と起きた時間
- やったことのチェック(洗濯、掃除、散歩など)
- 会った人、話した人
- ほしいもの、買いたいもの
- 明日やりたいことを1つ
全部を書く必要はありません。毎日同じ1つを決めておくと、何を書くか迷う時間がなくなります。ネタを決めてもしっくりこないときは、予定の管理を別のものに任せる選択肢もあります。
手帳にこだわらなくてもOK!スマホやノートという選択肢

ここまで読んで「やっぱり手帳は向いていないかも」と感じた方も、がっかりしなくて大丈夫です。予定が少ない人なら、スマホのカレンダーだけで十分なこともあります。
おすすめは、役割を分ける使い方です。
- 予定や時間の管理は、スマホのカレンダー(通知があるので忘れにくい)
- 気づきやメモ、気持ちの記録は、ノートや手帳(手で書くと頭の整理にもなります)
手帳白書2023によると、手帳をメインに使っている人の93%が、スマホアプリなどのツールも併用していました。手帳かスマホか、どちらか一方に決める必要はないのです。
大切なのは、予定を忘れず、自分が楽に管理できていることです。手帳を続けること自体が目的になってしまっては、本末転倒です。ノートでもアプリでも、自分に合った道具を選んで構いません。
まとめ
手帳が続かない理由は、書き方が重くなっていること、手帳が生活に合っていないこと、書くことがなくて空欄が増えることなど、いくつかありました。どれも、少し工夫するだけで変えられるものばかりです。
まずは今日、手帳を開いて、天気かひとことを1行だけ書いてみてください。
