エリクサーの弦に全て張り替えた記録。寿命やおすすめを紹介

エリクサーの緑とオレンジ

40年ほどエレキギターを弾いてきました。

その間使っていた弦はアーニーボール一択!

ですが、最近持っているギターのほぼ全てを
エリクサーに交換してしまったんですよ。

そんな自分の経験からエリクサーの弦を
実際に使ってわかったことをお伝えします。

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エリクサーに変えたきっかけ

自分の持っているギターは

エレキギター 11本
エレキベース  1本
アコギ     2本

となっています。

結構な本数ですよね?

特にエレキギターの本数は割と多いんじゃないかと。

ちなみに使っているギターは

ストラト  3シングル、2ハム、SSH
レスポール
Jaguar
MUSIC MAN EVH

という感じの種類。

アームはシンクロ、フロイドローズ。
スケールはロング、ミディアム、ショート。

概ねメジャーなギター種類で
アームやスケールもメジャーな種類を
取り揃えてあるんですよ。

そしてこれだけ本数があると全部を
均等に弾くなんていうことはしません。

ケースから出して部屋においてはありますが、
普段メインで使うのは2本程度。

他の9本は気が向いた時に触る位。

普段弾かないギターにも弦を張らないと
ネックのソリなどが発生しますので
なにがしかの弦を張る必要があります。

ただし、普通の弦は普段弾かないとしても
そこそこサビが出てくるわけなんですね。

弾こうと思った時には
錆びていて音も全然だめ。

そうなると普段弾かないギターは
より一層弾かなくなってしまう。

ギターを売ってしまえばいいんですが、
それなりに愛着があるんですよね~。

そこで試しに錆びにくいと評判の
エリクサーにしてみようと思いたったわけです。

寿命はどの位?

自分がエリクサーにして
まだ2ヶ月弱なんですね。

その結果からいきますと

あまり弾かないギターに関しては
最初に張って1時間程度弾いたときと
音は全然変わりません。

サビも一切出ていません。

アーニーボールの頃は2ヶ月も経ったら
普段全然弾いていなくとも
音質の劣化がありました。

そういった意味でいいますと
当初の目論見どおりといった感じ。

ただし、

メインギター1本で毎日1時間は弾きます

そんな方の場合には
エリクサーだったら半年使えるとか
いうことは絶対ないと思いますよ。

なぜならば
エリクサーは錆びにくいだけなんですよ。

弦は弾いた時間に合わせて
明らかに劣化していくんですね。

特にエレキギターの場合は
毎日1時間も弾いていたら
1ヶ月で弦をピックで何十万回
も弾くことになるはず。

ロックやポップスの曲は概ね
1曲辺りで160小節あります。

8ビートですと
弦の往復は1小節辺り最低8回。

1時間の間に5曲位弾くと考えます。

となると、

8回/小節 x 160小節 x 5曲 x 31日

= 198,400回

1ヶ月で約20万回ギターの弦はピックで
弾かれるわけなんですね。

サビ以前の問題として弦がそこそこヘタるのは
当たり前なんじゃないでしょうか?

コーティングで弦が劣化するのは防げますが
弦そのものが劣化するのは避けられません。

そういった意味でいきますと

・メインギター 1本で
・毎日何時間も練習

そんな方でしたら
エリクサーを使ったとしても弦の寿命は
せいぜい2ヶ月ってどこだと思いますよ。

逆にいうと自分のように

・サブギター 数本
・サブギターは2週間に1回程度弾く

みたいな方であれば
サブギターに張ったエリクサー弦は
最低でも半年は劣化せずに使える感じです。

種類はどれがいいのか?

エリクサーのエレキギターの弦は
3種類あるんですね。

・POLYWEB
・NANOWEB
・OPTIWEB

何が違うかといいますと
カタログスペック的な観点では
弦へのコーティングの厚さが違います。

POLYWEB ⇒ NANOWEB ⇒ OPTIWEB

この順番にコーディングが薄くなります。

コーティングの厚さはもちろん論理的には
音に影響を与えるわけなんです。

最もコーティングが厚いPOLYWEBは
暖かみがある。

最もコーディング薄いOPTIWEBは
クリスピーサウンド。

というふうにエリクサーの
ホームページでは書かれています。

で、実際に自分が使ってみた結果で
以降はお伝えします。

自分はPOLYWEBは一度も使っていません。

NANOWEBとOPTIWEBを使ってみました。

ちなみにNANOWEBはパッケージがオレンジで
OPTIWEBは緑となります。

ぶっちゃけ自分には音の違いは
一切わかりませんでした。

アンプを通しても通さなくと
全然違いがわかりません^^;

弦のテンションも同じ。
どちらもアーニーボールと比べると
明らかにテンションは強めです。

特に1~3弦はチョーキングすることもあり
そのテンションの違いに最初は戸惑ったほど。

ただし、これは慣れです。

ずーっと弾いてるうちに慣れてきて
逆にアーニーボールのテンションの
ゆるさが気になってくるくらい。

ここまではNANOWEBとOPTIWEBで
違いは全然ないところなんですよ。

1つだけ違ったのは弦の滑り具合です。

弦を張った最初の段階では
OPTIWEBのほうが明らかに滑ります。

NANOWEBは逆にそこまで滑らないので
最初はGHSのFAST FRETを塗ったくらいの
違いなんですよ。

カタログなどを見る限りでは
逆なんじゃないかと思ったんですが
NANOWEBは何セット使っても
同じような滑り具合。

ただし、数日弾いていると
NANOWEBでもOPTIWEBでも滑り具合の差は
一切なくなってきます。

これらの結果から自分は
全てNANOWEBに統一しました。

NANOWEBが3種類の中で一番
安価ということもありますし
滑り具合がちょうどよかったからです。


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バラ売りってしてるの?

最後にエリクサーを買う時に
1つだけ気になったことがあるんですね。

バラ弦って売ってるのかなと?

特にプレーン弦って切れるときは
結構早めに切れますよね?

新品の弦を張ってるときに
伸ばそうと思って切ってしまうことも
あったりしますし。

その時にセットでしか売っていないなら
結構高めにつきます。

結論からいいますと
バラ弦は売っています。

サウンドハウス辺りですと
009のゲージで税込み165円程度

ちょっと高めですね^^;

おそらく自分は1~3弦が切れた場合は
普通の弦を買ってきて張り替える
と思います。

ある程度弾いて切れたんだとしたら
他の弦もそこそこヘタっているはず。

1本くらい弦の劣化が早いとしても
特に音が明確に悪いとは感じられないでしょう。

まとめ

エリクサー弦はサブギターをお持ちの方に
おすすめします。

あきらかに錆びにくいので
半年位は余裕で使えるはずです。

メインギターに関しては毎日1時間程度
弾かれる方で音質に割とこだわりがあるなら
せいぜい2ヶ月ってとこですよね。

ただし、どの種類を使うにせよ
弦のテンションはあきらかにキツめに
変わります。

ですから、
弾くときのフィーリングを同一にする意味では
メインもサブのエリクサーにすることになりますね。

自分のおすすめはNANOWEBとなります。

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