乳児の湿疹とあせもの違いが分からない!?見極めないと危険な事も…!?
気温が高くなり暑くなると、
汗っかきの乳児は肌トラブルを
起こしやすくなります。
赤ちゃんの肌を見てみると
湿疹、あせものような物を見つけて
心配になっていませんか?
湿疹とあせもの違いがよく分からず
不安になっているあなた。
2つの症状の違いについて
お話しましょう。
また、あせもと湿疹の対策を
ご紹介していきます。
乳児は汗をよくかくから…と油断はしない!あせもと湿疹の違いとは
乳児湿疹とあせもは、
一見同じような症状かと判断しがちです。
あせもは、汗が皮膚内で
詰まることが原因で発生します。
白っぽい透明がかったあせもや
赤いあせもがあり、
全身に出る可能性があります。
汗をかきやすいお尻や首、
頭などに出ることが多く、
かゆみを伴うこともあります。
生後3ヶ月前後までの
乳児の顔を中心に現れる湿疹が、
乳児湿疹と言います。
原因は、赤ちゃんの皮脂の分泌が
過剰に起こっているためです。
成長するとニキビが
出来ることがあると思いますが、
ニキビのような物と考えると
わかりやすいでしょう。
乳児湿疹月齢と共に
治まってくることが多く、
黄色っぽい色ものが顔に出ます。
赤ちゃんのあせもと湿疹はそれぞれ対策が違う!
あせもは、汗が溜まりやすい場所や
汗が常に出てくる所に
発生しやすくなります。
あせもの対策には、まず、
汗をこまめに拭く習慣をつけましょう。
皮膚に汗が残らないよう、夏場は
お風呂やシャワーに入る回数を増やしたり、
ガーゼタオルやウェットタオルなどを
持ち歩いたりしてみてください。
赤ちゃんに着せる服に
少し気を遣ってみましょう。
通気性が良く、
汗を吸収する素材のものを
積極的に選んでみてください。
また、夏場はエアコンを活用してください。
赤ちゃんにとっての適温は24~26度です。
エアコンを使用して室内温度を調節し、
汗をかき過ぎないよう調節しましょう。
汗をかきやすいおむつの交換は
回数を増やしてください。
通気性が良いものも販売されていますが、
それでもパンツより蒸れることは
間違いありません。
こまめに替えるようにしましょう。
そして、ベビーバウダーを
使用することも有効でしょう。
汗を吸収し、
肌を乾燥させる効果がありますので、
お風呂上がりなどに使用してみましょう。
あせもの場合は、
かかりつけ医から処方される薬を使えば
早く治ることが多いです。
一方、乳児湿疹の場合は、
原因が特定出来ない事もあります。
あせもの薬を安易に使用してしまうと、
乳児湿疹を悪化させる可能性があります。
ご自身で判断せず、
乳児湿疹に合った薬を処方してもらうと
安心でしょう。
また乳児湿疹は
保湿が大切となります。
ベビーローションやワセリンを
1日に何度かこまめに塗り込むことで
症状が快方に向かうことも多いです。
乾燥肌がしっとりした肌質になるまで
塗り込みましょう。
お風呂上がりは乾燥しやすいため、
特に念入りに保湿を行うことが
望ましいです。
また、症状が中々良くならない場合は、
アトピーの可能性も疑うこと事が出来ます。
ただし、乳児湿疹が出ている間は、
アトピーであるかの判断が出来ません。
対策を行いながら1~2歳頃まで
経過を観察する必要があります。
まとめ
あせもと湿疹の違いは
お分かりになりましたか?
あせもはひどくなると、痒みも発生し、
赤ちゃんにとっては辛いでしょう。
あせもが酷くならないように、
意識して対策してあげましょう。
また、乳児湿疹との違いがわからない場合は、
病院を受診し、正しい判断を仰ぎましょう。
ご自身の判断で誤った薬を使用することは、
あせもであっても湿疹であっても
症状を悪化させることがあります。