お中元は喪中の場合には送るべき?気を付けるべきマナーを解説
社会に出る前はお中元っていう慣習をあまりよく理解していませんでした。
ただ、社会に出たり、結婚したりすることで目上の方とのおつきあいが増えます。
普通にお中元を出すだけならばまだいいんです。
突発的な事があった場合はどうしたらいいんでしょうか?
例えば、贈る相手が喪中の場合とか。
お中元は喪中の場合には送るべき?
「お中元を贈ろうと思ったら、相手の方が喪中だった」
そんなケースはないだろうと思うかもしれません。
ただ、ないだろうと思えることこそ、よくあるんですよ。
結論からいいます。
贈っても問題はありません。なせならば、お中元はお祝いではないからです。
普段お世話になっていることに対する感謝の気持ちを贈るものです
つまり特に何かをお祝いしている訳ではありません。
時候の挨拶です。
年賀状のようなものとはちょっと違います。
喪中にお送りしてもマナー違反とはなりません。
時期によってはちょっと問題です
そうはいっても、さすがに忌明けが過ぎてからにしましょう。忌明けというのは、四十九日を過ぎてからということです。
なお、「喪中」と「忌中」は似ている言葉ですが、ちょっと違います。
喪中:一周忌までの期間(12~13ヶ月)
忌中:四十九日
です。
四十九日前にお中元が届くというのは、感覚的に受け入れがたいですよね?
日本人としては、ちょっとおかしな気はします。
故人が亡くなったのを悲しんでいる時に、お中元がきたらさすがに変ですよね?
マナー違反とまではいいませんが、ちょっと無神経と思われます。
ご年配の方にはそういう相手の状況を踏まえて、柔軟に対応することが必要と思われる方も多いようです。
贈る時に気を付けること
喪中の方に贈る場合は、気を付けることがあります。
● 紅白の水引は避ける ● 白無地の奉書紙に「御中元」か「暑中見舞」と表書きするか、略式の短冊するです。
ちょっとした気遣いなんですが、ご年配の方にはこういうマナーが重要です。
いつもとまったく同じという訳にはいきません。
基本的はこれで大丈夫です。
ただ、ちょっと気になるようでしたら、マナーをはずさない方法があります。
伊勢丹などのちょっと老舗なデパートから贈られるのがいいと思います。
そういう老舗のデパートですと、色々な状況に合わせて最適と思われるマナーで対応していただけます。
例えば、贈る品物は何がいいのかとか気になりますよね?
付き合いの広い方だったならば、御供えとお中元が集中します。
果物や日持ちのしないものはあまり好ましくないですよね?
乾物系、缶詰、コーヒー、紅茶などがいいかもしれません。
もしくは、商品券とか。
ただ、何を選ぶかは贈る相手のご家庭との関係性でちょっと変わります。
例えば、上司に商品券はちょっとないですよね?
そういう意味では、個別事情を加味して品物を提案してくれる老舗のデパートがいいでしょう。
若干割高にはなるとは思いますが、その年だけのことですよね?
一気に価格は数倍になるわけではありません。
まとめ
お中元を贈る相手の方が喪中でも、お中元は贈っても構いません。
ただし、四十九日の間に届くように贈るのは、ちょっとありえないでしょう。
例外の細かいマナーが気になるようでしたら、老舗のデパートにお願いしましょう。