上白糖は実は人の身体には害がある!?その恐ろしい実態とは

『砂糖』は、大昔から人間に
なじみのある調味料です。

また、人間が初めて体験する味覚が、
母乳の甘味だとも言われています。

現在日本で売られている砂糖は、
多くが『上白糖』という砂糖。

上白糖はいろいろな料理に使われて、
私たちを楽しませてくれているのですが…。

知らないでは済まされない、
コワい実態もあるのです!

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白砂糖は精製過程で危険な「食品添加物」へと生まれ変わる

砂糖にはたくさんの種類がありますが、
大きく二つに分けられます。

『含蜜糖』と『分蜜糖』です。

● 含蜜糖

原料から絞った甘い汁を
そのまま煮詰めて砂糖にしたもので、
その原料独特の風味や、
豊富なミネラルを含みます。

代表的な砂糖が、
サトウキビから作られる『黒砂糖』や、
てんさいという植物からとれる
『てんさい糖』です。

● 分蜜糖

原料から絞った汁を、
人工的に液体の『糖蜜』と
結晶の『ショ糖』に分けたものです。

上白糖は、この分蜜糖の一つです。

黒砂糖には、
ショ糖が約80パーセント含まれていますが、
上白糖は99パーセント以上になります。

これは自然界ではありえない数字なんです。

上白糖はその精製される過程で、
苛性ソーダや硫酸を使われ、
このショ糖の純度になっていきます。

その間に、本来砂糖の原料が持っている
ミネラル分は失われます。

いかがですか。

薬品を使ってここまで精製された砂糖。

砂糖というより、食品添加物と
言ったほうが近いですね。

ちなみに、この真っ白な上白糖のほかに
『三温糖』というものがあります。

三温糖は、薄茶色をした砂糖で、
その見た目と名前からなんとなく、
「体に優しい砂糖なのかな?」
と思ってしまいがちですが、実は全くの真逆。

上白糖をさらに煮詰めて作られる砂糖なので、
上白糖よりもその実体は深刻なものなのです。


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なぜ白砂糖を摂り過ぎると肥満体になっていくのか

上白糖を取りすぎると、
肥満の原因にもなってしまいます。

先ほどもお話ししましたが、
上白糖はそのほとんどが
『ショ糖』という糖でできています。

では、『ショ糖』って、
どんな糖なんでしょうか?

● ショ糖の特徴

ショ糖は別名『スクロース』
と言われる物質です。

水に溶けやすく、
お菓子や飲み物などに多く使われています。

手元にある甘いお菓子の箱の、
品質表示を見てみてください。

『スクロース』の単語、
たくさん見ますよ。

重要なのは、
このショ糖はとても体に吸収されやすい、
という性質を持っていることです。

● なぜ肥満になりやすいのか

ショ糖が体に吸収されやすいと、
何が起きるでしょうか?

まず、ショ糖がすぐに吸収されます。

すると、血糖値が急激に上がります。

血糖値が急激に上がると、
私たちの体は急いでそれを下げようとします。

血糖値を下げる働きを持つ
『インスリン』というホルモンを
大量に出します。

すると今度は逆に血糖値が急激に下がり、
低血糖状態に。

そしてまた、
甘いものがほしくなる…
という悪循環になってしまいます。

結果、
上白糖がたっぷり使われたお菓子や飲み物を
食べ過ぎてしまうのです。

また、上白糖自体のカロリーも高いです。

100グラム当たりのカロリーを見てみると、
黒糖に比べて上白糖は30kcalほど高くなっています。

まとめ

これまで、
上白糖がかなり人工的な調味料であること、
注意するべき性質をご紹介しました。

『じゃあお菓子やジュースを控えれば大丈夫!』
と思っていても、
そんな単純なものではありません。

お惣菜や、外食で口に入る食事にも
使われているのです。

とはいえ、
少しはお菓子も食べたいですし、

人との付き合いで
外食もしなくてはいけない場面も
あるでしょう。

ですから、ご家庭で
料理や手作りお菓子を作る際には、
なるべく健康的な含蜜糖を中心に使い、
上白糖の摂りすぎを抑える努力をしたいですね。

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